介護士が教える臭いの原因と対策

気になる臭いの中でも介護に関わる臭いは独特なものです。この臭いの原因は、尿臭や体臭、部屋の環境臭など様々な臭いが絡み合ったものです。一度臭いが付着してしまうと、部屋に立ち寄った人にまで臭いが移るので人を遠ざける原因となってしまいます。ここでは、この臭いの原因と対策について、考察していきます。

臭いの原因は混合臭

臭いに頭を抱える女性の写真です

介護を必要とする人が居る部屋の臭いの原因は、体臭、生活臭、環境臭が混ざった混合臭です。

毎日の入浴が難しい人は、どうしても汗の臭いが染み付いてしまっていたり、オムツや尿パッドを使用していると、便臭や尿臭が部屋に溜まってしまいます。体臭は、そのような状況の場合に発生しやすい臭いで、生活臭は、台所や洗面などゴミなどから発せられる臭いが該当し、環境臭は、自宅の場合はタバコや仏壇の臭い、施設の場合は、浴場の湿気臭や排気口の臭い、厨房や食堂の臭いなどです。

特に、介護施設の場合、この環境臭が嫌な臭いの原因であったりします。また、自宅の場合は、タバコなどが絡むと余計に臭いが酷くなり、介護士の中にはタバコの臭いを嫌う人も多いので苦痛を感じる原因でもあります。

タバコ、便、尿、ゴミ、これらの臭いが全て重なった施設や訪問先は、プロの介護士でもかなり辛くなります。

臭いに苦しむ介護士の経験

わたしは、20代の頃、病院併設のデイサービスで勤務していました。デイサービスで介護士をしていると、食事介助、トイレ介助、入浴介助があります。

デイサービスの利用目的が、自宅で清潔な状態を保つことが難しくなり、デイサービスで入浴や着替え、オムツ交換などをしてほしいといったものが多数でした。自宅ではできないので、施設に来る時には皆さんあまりキレイとは言えない状態で来ます。そのため、どうしても施設全体の臭いが悪くなってしまいました。

そうすると、残念なことに、施設に来る人はみんな同じような臭いになってしまっていました。また、当時は施設の臭い対策が不十分だったので、施設内の空気も良くなく、利用者、職員ともに体調管理が難しい施設でもありました。

臭いがわからなくなる慣れの怖さ

施設で仕事をしていると、その場では臭いに気が付かないこともあります。しかし、仕事終わりや休憩時間に外に出ると、臭いがハッキリとわかります。介護の仕事をしていると、どうしてもイヤな臭いをまとってしまいます。介護施設などで働いている職員さんの中には、仕事が終わったあとに別の用事で外出する時は、1回家に帰って、シャワーして着替えてから行く人も多いのではないでしょうか。

臭いが離職の一因

この臭いは、働く人にとって良いものではありません。介護施設のように、閉ざされた空間では、ずっとクサイ空気に触れていることになります。この臭いのせいで、介護の仕事を辞める人は多数います。

臭いが人を遠のかせるのは事実です。そして、人を遠のかせるのは利用者や家族だけではありません。実は、介護の仕事をする人が減っている大きな原因となっているのです。

臭い対策の具体的な方法

介護で母を支える女性の写真です

臭いは、とても難しい問題ではありますが、すぐにできる対策はいくつもあります。とはいえ、まずは、臭いを発生させない環境を作り上げてそれを維持することが大切です。ここでは、基本的な対策と、具体的な手段を対策として、一つずつ紹介します。

対策1.清潔を保ち臭いを発生させない

まず、臭いの対策の具体的な方法は次の通りです。基本的なことですが、臭いが発生する原因のほとんどが清潔でなくなってしまっていることによるものなので、清潔を保つということが最も基本的で効果的と言えます。

  • 身体の清潔を保つ
  • 衣類を清潔なものにする
  • 寝具を清潔に保つ
  • ポータブルトイレは室内に置かない

臭い対策に有効なこと

臭い対策は、清潔な状態を保つことが一番です。ですが、自力で生活することが難しくなった時、介護者が、いかにこれを継続できるかが問題です。

ヌーラが特にオススメ

この中では、特にポータブルトイレの設置がポイントです。臭いの大きな原因となるだけでなく、心理的なダメージも大きいので、なるべく離れた場所か、臭いを逃すことができる場所に置くようにしましょう。

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介護におけるポータブルトイレ問題について【考察】

対策2.部屋ごと消臭&除菌

部屋にイヤな臭いが発生しているということは、その空気の中にカビや様々な菌も含まれている可能性があります。特に高齢者の場合、免疫が落ちていることが多いので、この空気の中で生活すること自体にリスクがあります。

そこで、部屋ごと空気を清潔にする方法を紹介します。わたし自身、この方法は介護だけでなく、風邪予防や、感染症予防などにとても有効と考えています。

ポイントは、次亜塩素酸!

次亜塩素酸は、強い酸化作用によって菌やウイルスを除去します。更に、臭いの元を分解するので消臭効果も抜群な成分です。最近では、ノロウィルスが流行ったときに、感染者の嘔吐物などを処理する時にも使われるほど、臭い対策と除菌に優れています。

安全性で言えば、プールや水道水の浄化にもずっと使われているものなので、実は私たちの生活に馴染み深いものだったりします。

この次亜塩素酸を空気中に散布することで、部屋の空気を除菌するだけでなく、イヤな臭いの原因となっているカビや菌を分解して臭いを消してしまうことができます。病院などで使用されている方法ですのでかなり有効な手段です。

わたし自身、次亜塩素酸の効果にとても期待しているので、介護施設で掃除をする時は希釈した次亜塩素酸を必ず噴霧していました。

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臭いの放置で起きるトラブル

介護に悩む女性の写真です

ZiACOイチ推しの理由

わたしが臭い対策としてZiACOを推す理由は、次亜塩素酸の効果と手軽さ、そしてコスパです。

ZiACOの他にも空気清浄機やオゾン発生器などを使って部屋ごと消臭する方法がありますが、空気清浄機を置いたところでこの記事で紹介しているような強い臭いを消すことはできません。また、オゾン発生器は臭い対策としては有効ですが、高額であることや、オゾン自体に問題があるという人が居るのでなかなかおすすめすることはできません。

しかし、次亜塩素酸は除菌や臭い対策に有効であるということは、介護士として普段から使用していると経験上明らかであることと、人体や動物に悪影響が無いことは生活上経験していることなので、空気中に散布することが有効な手段であることが容易に想像できるためです。

個人的に一番のポイントであると考えているのが、噴霧器のレンタルと使う時の手軽さです。

次亜塩素酸水を作る時は、原液に水を混ぜて薄めますが、これが結構手間に感じます。水の量が多くなると持ち運びも難しくなって困った経験がある方も多いのではないでしょうか。ZiACOは送られてくるパックを入れるだけなので、そんな面倒はありません。ZiACO(ジアコ)の【無料お試し】ZiACOリンクもできるので、臭いに困っている方は是非体験してください。

また、ZiACOを提供しているメーカーは水の宅配で有名なクリクラさんなので、こちらも安心できるところです。

介護に関わるうえで経験することが多い臭いの原因と対策について述べてきました。次に、臭いを放置することで起きるトラブルについて考えていきましょう。

介護士がイヤな臭いで悩むこと

イヤな臭いがある施設や自宅に関わると、介護士として次の4つのような悩みが出てきます。

  1. その場に人が寄り付かない
  2. 相談しにくく、我慢するしかないのか
  3. 対策したいが、相手のプライドと相談が必要
  4. 放置すれば環境の悪化を招き、状態の悪化を促進する

臭いが人を遠ざける

介護に関わっていると身近にあるこの臭いは、人を遠ざけます

イヤな臭いがする場所に誰も行きたくありません。それは介護士でも同じです。仕事としては行きたいし、なんとかしてあげたい気持ちが強いのが介護士ですが、抵抗と良心の間で深い悩みが発生してしまうことも多いのが実情です。

介護の仕事をしていると、臭いの話題は本人含め、身近な人には相談しにくいですよね。あなたは、この臭いをなんとかしたいと思ったことはありますか?そして、そのことを誰かに相談できましたか?

臭いの相談が難しい理由

家族の介護をしている人も、介護士も臭いに対しては同じ悩みを抱えています。問題は、その臭いを本人がどう思っているかです。
本人もなんとかしたいと思っているのであれば話は早いのですが…そうでない場合は、少々厄介です。臭いの悩み解決が難しい原因の1つとして考えられるのは、介護を受ける人の尊厳やプライドです。

臭いはとてもデリケートな問題です。安易に指摘したり、積極的に部屋のニオイを変えた結果、相手を傷つけてしまい、酷く落ち込んでしまうことがあります。こうなると、介護士としては上司に怒られてしまうミスだったり、よくある失敗の1つです。

ですが、本当に悲しいことは、上司にミスを怒られることではなく、臭いのせいで大切な家族がその場に寄り付かなくなってしまうことではありませんか?

嫌われる臭いとは

タバコの臭いや、体臭、口臭、特殊なお香など、一般的に嫌われる臭いはたくさんあります。介護に携わることになれば、食事臭や便臭が加わることも増えてきます。

赤ちゃんの臭いとは違って、いくら大切な家族であっても、これらの臭いに慣れるのは難しいのが現実です。しかも、放置していると部屋や家に臭いが染み付いていきます。そうすると、部屋に入った人に臭いが移ります。その結果、会いたくても「臭いがイヤ」ということで、その場所へ向かう家族の足が遠のいてしまうのです。介護が必要になってから、家族が寄り付かなくなってしまったと感じたら、もしかしたら臭いが原因かもしれません。

ニオイが表す個性

ここでは、介護に関わらず、ニオイについて考えてみましょう。
ここでのニオイは、いいニオイ(匂い)と、嫌なニオイ(臭い)を総称しています。

ニオイについて、あなたはどのように考えていますか?ニオイは、『人間の個性が現れるもの』です。人間も動物なので、ニオイで相性を判断することはあります。そこで、許せる臭いと許せない臭いについて考えてみましょう。

許せる臭いと許せない臭いの差とは

次の4つの臭いを思い浮かべてください。

  1. 「Aさんはいつも体臭がきつい」
  2. 「Bさんはいつもタバコの臭い」
  3. 「Cさんはいつも変なお香の臭い」
  4. 「Dさんはいつも無臭」

AさんからDさんの4人で、一緒に居て不快にならない順番を聞いたら、だいたいの答えは同じになるのではないでしょうか。Dさんが一番良くて、Aさんが一番イヤとなる確率が高くなります。

臭いへの感じ方は人それぞれ

ニオイに敏感な人、鈍感な人はいます。ニオイで差別するものではありませんが、誰もが不快な臭いを平然とまとっている人と一緒に居たいと思いません。しかし厄介なことに、自分が発する嫌な臭いは自分では気付きにくいのです。むしろ、気付いて気にし過ぎるとウツになってしまうぐらい悩むかもしれません。また、他人に「あなたクサイ」と、自分の臭いを指摘されると嫌な思いをすることは間違いありません。ですが、自分がそのような臭いを発しているにもかかわらず、そのことを知らないまま外に出るというようなことの方が嫌です。

そう考えるだけでも、ニオイって難しいですね。

臭いを指摘できるのは誰?

「あなた臭い」と、人から言われると傷つくけど、知らないまま他人に不快な思いをさせてしまうのも嫌。そんな臭いの問題を、最も真剣に考え、一緒に対策を考えることができるのは誰でしょうか。

それは、最も身近な家族です。夫であり、妻です。高齢になると、臭いに鈍感になってくるので、その時は子も含まれるでしょう。家族が居ない高齢者となると、もしかしたら介護士かもしれません。

そこには一定の信頼が必要になってきますので、Aさんは言っても大丈夫だけど、Bさんはダメということもあります。相手を深く傷つけずに、臭いを指摘することが改善の第一歩となります。

臭いを指摘する時の注意点

臭いは人間の尊厳やプライドと直結するものです。誰もが他人に自分の臭いについて指摘されると不愉快に感じると考えるべきでしょう。そんな中、介護の仕事に携わっていると自分が高齢者の臭いを指摘し、改善を促す場面に遭遇することが出てくるかもしれません。そんな時には次の2つだけ、気にしながら改善を促すようにしましょう。

  1. 本人が心を許していることと
  2. 適切なタイミング

臭いの原因と対策のまとめ

介護の臭いを我慢する女性の写真です
臭いが強い利用者さんのところに家族など身近な人が寄り付かなくなっていませんか?
もし、気になる人がいたら、解決する方法を早めに考えて対策しましょう。そして、これは在宅だけでなく施設でも同じです。在宅の場合は、家族や友人が離れていきますが、施設は介護士など、その施設で働く人が離れていってしまいます。

良い介護をするためにはだけでなく、良い介護を受けるためにも、その場所が良い環境であることが実は何よりも重要であることを知っておいて欲しいです。

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