介護現場の初期教育

初期教育の重要性


職員の入れ替わりが多い施設の運営では研修の時間を確保することが難しく、教育が疎かになっていることが多々あります。

理想は、どんな人でも同じような高いレベルで行うことができるようになり、さらに後輩にも教えることができるようになることです。

職員教育を行う上で最も大切なのは、機会の確保です。

初期教育は最初の一度しか行うチャンスがありません。

ここを逃してしまうと、自分のルールで業務を進めてしまったり、勝手な判断で事故を引き起こしたりすることも出てきます。

実際の業務としての配置をするまでに時間を取り、座学形式での研修をしっかりと行うのが良いでしょう。

そして、ここでは多くのことを詰め込みすぎず、中長期計画の中からまずは施設への理解や働き方、ルール等について指導していきましょう。

ここでしっかりと時間を取ることができず、教育が足りなければ施設運営において職員を統率することが難しくなることがあります。

初期教育の確認項目


この初期教育段階で、会社(施設)の方針やルールをしっかりと伝えることが先々のトラブル予防になります。

初期研修で伝えるべきこと

  1. 法人について
  2. 施設について
  3. 組織について
  4. 働き方について
  5. 配属業務について
  6. 評価について

会社案内、就業規則等を用いながら実施すると良いと思います。

<参考資料>

  1. 会社案内
  2. 施設案内
  3. 組織図
  4. 就業規則
  5. 業務分掌表
  6. キャリアパス
  7. 評価リスト

初期教育の目的


初期教育の目的は主に4つあります。
この目的をなるべく達成することができるような座学研修にしていきましょう。

<目的>

  1. 法人、施設を理解することで、第三者に対して適切に案内することができるようにします。
  2. 会社、施設の中での自分の位置を知り、どのような評価制度があるかを知ることで職員が明確なキャリア目標を持つことができるようにします。
  3. 担当業務を明確にすることで職務に対して責任を持って取り組むことができます。
  4. 評価基準の明確さは向上心が生まれるだけでなく、キャリア目標達成の道のりが目に見え、離職防止に繋がります。

施設勤務であっても、運営法人がどのようなサービスを提供する会社なのかを問われることもありますし、施設がどのようなことを行う場所なのかを説明する機会は少なくありません。

離職率の高い介護施設は評価の仕組みが無く、上司や経営者の感情や感覚で評価されている所が多くあります。

教育の前に、まずは仕組み作りが必要となることもありますが、入社段階で1日程度研修の時間を設けることで誰でもルールを守りキャリア目標を持った優秀な職員になることができる可能性が高まります。

まとめ

初期教育を疎かにすると、いつの間にか間違えた情報を外部の関係者に伝えていたり、誤った判断を行ってしまうようになります。

また、会社に対する理解が乏しいので、職務に対する反発が生まれることもあります。

施設、または会社のことを社員にしっかりと伝え、給与に関わる人事評価の方法も理解することで統一感のある職場担っていくことができるのではないでしょうか。