わたし、定時で帰ります。

『わたし、定時で帰ります。』は朱野帰子さんの小説で、働き方改革が叫ばれる今にピッタリな、絶対に定時で帰るヒロインが主人公のドラマです。ドラマが始まると自分の職場と比較して嘆く人続出間違いなし。働き方改革に合わせて徹底的に定時で帰ることにこだわって考えてみましょう。特に、介護は情報が遅れがちなので、ドラマに便乗して働き方改革も覚えてしまいましょう。

わたし、定時で帰ります。に学ぶ、定時に帰れない理由

『わたし、定時で帰ります。』の世界では、上司や出世したい女性社員の考えは、「24時間戦えますか?」というキャッチフレーズや企業戦士などの言葉に当てはまるような、昭和では主流だった長時間フル稼働の働き方思考です。

それは、仕事で無理をせず、人生をより豊かに充実させようとする主人公の働き方に対する考え方とぶつかり合っています。

上司は、納期や予算を社員の残業や不眠不休ありきの考えで仕事を受けます。

同僚でも、男性社員に負けたくない産休明けの女性社員が、幼い双子を育児休暇を取らせた旦那に預け、上司に気に入られるように無茶な働き方をして女性も男性以上にできることを証明しようと努力します。

更に人を利用して使い捨てながらのし上がってきた役員が自らの出世のために担ぎ上げた『女性のキャリアプロジェクト』なるものでその女性社員の働き方を推し進める動きまで飛び出します。

そんな状況においても、周囲の反発をすり抜け、主人公は定時に帰ります。

まさに、働き方改革が広まるにあたり、これから会社で起こりそうな、昭和のVS平成の働き方バトルですね。

定時で帰る仕事の取り組み方を、わたし、定時で帰ります。から学んだ

働いている人は、誰もが健康でいたい。自分の時間を確保したい。家族と過ごしたいと願っているはずです。

しかし、それを実現するための価値観が日本にはまだまだ足りないのかもしれません。
労基法などがある以上、仕事は、『定められた時間内で、できる成果を高めるのが仕事のやりがい』となるべきです。

わたし、定時で帰ります。の世界では、上司からの評価や、お客さんの喜びのために、できないであろう仕事まで取ってきて、皆を巻き込んで難しい仕事に取り組む。それが働きがい、美徳とされ、会社で評価されていたのです。

このような状況は、無能の連鎖による結果でしかないのです。

働き方改革で定時で帰るための手段は生産性の向上しかない

介護も働き方改革の影響で、仕事をする時間に制限ができます。
そうなると、今まで定時が終わってから記録を作成していたという施設はどうするのでしょうか。

残業前提で回っていた仕事ができなくなってしまうのは大問題でしょう。

これからやることは単順で、これしかありません。

「すべての業務を定時内に終わらせる方法を考える」

働き方改革において最も重要なことは、皆が『わたし、定時で帰ります。』を追求することです。

介護事業の場合は、その手段として、記録をスマホやタブレットで業務の流れの中で入力し、クラウドで一括管理できるような介護ソフトを使って業務の効率化を図るなどの方法があります。

それによって、結果として時間あたりの生産性を向上させることにつながっているのです。

残業の廃止は、最も効果的なコスト管理手段

残業をすると残業手当が必要です。

例として、時給1,000円の人が3時間残業したとの仮定で計算します。

8時間を超えた分は残業手当として1.25倍の時給になります。

その金額は1,250円。
1,250円*3時間=3,750円

しかし、その残業分の仕事を翌日の定時内にすることで、同じ時間残業をするよりも25%(残業代1.25倍支給)のコスト削減ができます。
1,000円*3時間=3,000円

残業で仕事をするほうが、750円もコストが高くなっているのです。

このように、定時勤務内で仕事を回すことが本来最もコストが安くなります。

本来の仕事の価値は、それができる方法を考え仕組み化することです。

 

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定時で帰れない根本的な原因とは

そもそも、日本の会社の多くは、今も残業ありきの考えで仕事が成り立っています。
そこに、働き方改革なるものが入ってきたら仕事が回らなくなってしまうと考えるのは当然です。

このような場合、本来取り組まなければならないことは何でしょうか。

定時で帰るための基本意識は定時退社の徹底

上司が取ってきた仕事は、チーム全員が3日間不眠不休で取り組めばなんとかなるものという場面がありました。

主人公は、上司が出したその見積もり金額では不可能な仕事であると意見しているにもかかわらず、上司は顧客側の担当者が社内で稟議を通してしまったからそのまま進めると押し通す場面です。

その手段として、チーム全員が3日間休み無く働いて…となったのです。

仕事を取ってきた上司からすれば、困っている担当者を助けてやりたいという気持ちなのかもしれません。
しかし、これでは働く他の社員に対する配慮が著しく欠落しています。

現実にこのような会社があったとしたら、コスト管理ができない会社なのでしょう。
もしくは、残業代もちゃんと出していないのかもしれませんね。

人の善意や、権限による強制残業を前提とした計画で仕事を進めるのはまさに無能の証明です。

勤務時間は仕事の時間ですが、社員は奴隷ではないので会社によって生活を拘束されるものではありません。
仕事以外の時間は保証されるべきですし、休みももちろん十分に取得するべきです。

もちろん、主人公は、チーム全員を定時で帰れるように仕事の指揮を考えていました。

定時で帰る人だけが知っている人生における仕事の価値

わたていの世界には、定時で帰る主人公に対し、常に会社に居て仕事することが当たり前と考えているその他の人たちの構図があります。

会社に居る理由はもちろん、仕事をしなければならないからだと思います。

一方で、定時に帰る人も仕事の必要性はわかっています。そのうえで、常に会社で仕事をしている人に自分の時間はあるのか?何のために、自分や家族の時間を犠牲にしてまでやっているのか。それでいいのか?

そんな疑問でいっぱいなのです。

働く人の一般的な活動時間

一般的に、働く人が活動する時間は、午前7時から午後11時ぐらいでしょうか。そうすると、1日に活動できる時間は16時間ほどになります。

このうち、9時から18時を定時とする仕事をした場合、拘束時間は9時間。更に、通勤にかける時間が行き帰りそれぞれ1時間程度必要になれば、合計2時間。

定時に帰った場合、自分が自由にできる時間は5時間となります。

ここから家事等に費やす時間や、家族に費やす時間が引かれていきます。残業をしたり、通勤が遠くなると更に時間が引かれていってしまいますね。

このように考えた場合、あなたに残された自分の時間はどれぐらいでしょうか。

会社に振り回されて働く人の時間

生活するために、人生から仕事を外すことは考えられません。それを考慮して時間を考えるのであれば、会社の拘束時間をいかに抑えられるかが重要となります。

もしくは、通勤時間を短くするためにするか…

あなたは会社に、仕事に振り回され続けて生きていきますか?
4月から、働き方改革が始まりますが、このような環境に居る人にとっては救いになる可能性もあります。
(もちろん、会社がまともであることが前提ですが。。)

わたし、定時で帰ります。に学ぶ、働き詰めの人が失っているもの

わたていの登場人物たちのように、会社に住むぐらいの勢いで働く人がキャリア上は得るものが多いのかもしれません。家族や自らの健康よりも仕事が好きですべてをかけている人は問題ないでしょう。

一方で、主人公が定時で帰ることにこだわる理由は、長時間の労働は人生において大切なものを失うリスクがあるということを自分の親や婚約者だった彼氏の身をもって経験しているためです。

過労で失う可能性があるものを大きく分類すると、次の通りです。

  1. 健康
  2. 自分の時間
  3. 交友関係
  4. 家族

わたていでは、過去の出来事として、主人公が彼氏を連れて、実家に結婚の挨拶に行く場面があります。しかし、当日彼氏は約束の時間になっても、実家に現れませんでした。
働き詰めだったせいで、過労により、家でぶっ倒れていて結婚の挨拶という重要な人生イベントを壊してしまったのです。

大切なものを失うリスク

人生において、自分が健康であることは誰にとっても、最も重要なことです。また、同じように、家族も大切なはずです。

わたていの中では、家族や健康を犠牲にして働く人の姿があります。

まさに、現代の働き方改革に合わせた、仕事の価値観を問う内容ですね。

 

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